セヴラックのオペラ 「風車の心」 の舞台 サン・フェリックス・ロラゲ(トゥールーズ東の田園地帯の小さな村)




   Dance de chevalet  「蹄鉄工の踊り」 

セヴラックのオペラ Le Coeur du Moulin ( 風車の心)から

このオペラは、セヴラックの故郷の村 サン.フェリックス.ロラゲを中心に繰り広げられる詩的なオペラです。

簡単なあらすじをお話しすると、
舞台は18世紀のサン.フェリックス.ロラゲの村、ジャックとマリーという相思相愛のカップルがおりました。
主人公のジャックがこの村を離れていた間に、マリーは愛の無い結婚をしてピエールの妻となってしまいます。
そこへジャックが村に戻り、二人は再会する。そして駆け落ちの計画を立て村の風車で待ち合わせをする・・・・
しかし突然風車の奥から何者かの声が聞こえてくる。
寓話的なストーリー、その「声」は二人の計画は不幸を巻き起こすと予言し二人を諭す。
結局二人はその計画を断念し、ジャックは永久に村を去るのでありました。

その中に、「蹄鉄工の踊り」Dance de chevalet という、とても短いピアノ曲があります。
ジェラール・プーレ先生とヴァイオリンとピアノで録音した「セヴラック、ファリャ、サラサーテ〜他」
のCD(2010年6月リリース)のなかに他のピアノソロ作品とともに収録されました。
レコード会社のディレクターの提案で、フランス南部の「匂い」がもうひとつ加わったのです。

この曲は、ラングドックのフォークロールダンスです。
作曲家が愛した、この地方の伝統音楽は、フルート、ラングドックのオーボエと太鼓で演奏され、
馬の役、蹄鉄工の役の登場人物が現れて踊りが繰り広げられます。

その場面は、5人の馬のひづめを打つ蹄鉄工と暴れ馬の登場で進められ、蹄鉄工の腕は見事で、
暴れ馬は徐々に飼い慣らされ、蹄鉄を打たれ蹄鉄工たちは勝利に輝くというものです。
金槌で蹄を打ち込む音や、踵、爪先を音楽に合わせて蹴りあげるといったシーン、パレード、儀式、烙印祭、・・・
地方の伝統的風俗がユーモラスな音楽で描写されています。