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《大地の歌》
~7曲からなる「ピアノによる農事詩」~ プロローグ 耕作 種まき 前夜のおはなし(間奏曲) 雹 刈り入れ時 婚礼の日(エピローグ) 7つの作品は、いわば”音による農事詩”で、その舞台はピレネー山脈を背景に広がる故郷、サン・フェリックス・ロラゲの大地、とセヴラックは語っています。 各曲のタイトル通り、田園に暮らす農民の1年が描かれます。 重い労働を彷彿とさせる2曲目〈耕作〉の最後には、「愛する人L'Aimée」の存在が示唆され、種をまき、嵐や雹といった自然の災厄を乗り越えたその先に、実りの時期を迎え、秋の婚礼の日にはたくさんの鐘が鳴り、人々は飲んで踊ってお祭り騒ぎ~~そんな光景が目に浮かびます。実はこれ、セヴラックが愛読していたラテン語の古典文学、ウェルギリウスの『農耕詩』の一節と響き合っているのです。 敬虔なカトリックの家に育ったセヴラックは、ミサの通常文で歌われる《キリエ》をプロローグに引用し、続く各曲ではそのモチーフを発展させながら彼自身の歌を紡いでいきます。 セヴラックが聖歌をモチーフに主題を作っていく手法は、円熟期の作品《セルダーニャ》に
由美子 深尾
2025年12月17日読了時間: 2分
キュビスムとセヴラック
~ミロ展から触発されて~ 上野の東京都美術館で開催された「ミロ展」は、画家・ジュアン・ミロ(1893-1983)の初期から晩年までの作品を一同に集めた大回顧展。 スペイン北東部のカタルーニャ生まれ、パリやアメリカ合衆国で活躍した国際的な画家ミロの原点には、生まれ故郷のモンロ...
由美子 深尾
2025年8月1日読了時間: 3分


静岡コンサートを終えて
開場前。静岡を中心に中部地方、神奈川、東京方面からもたくさんのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。 さあ開演です!セルダーニャから二輪馬車がオープニング、そして休暇の日々から第1集~生でセヴラックの音楽の空気感を感じることが出来た!とのお声を頂きました。...
由美子 深尾
2025年1月28日読了時間: 3分
舘野泉先生との小話
先日、11月24日のセヴラック協会でのあるお話をご紹介させてください。88歳現役ピアニスト、舘野泉先生は小さなころからピアノの練習が大好きだった。その訳は・・・・ 「僕(舘野先生)の父は音楽家(チェロ)で、家でたくさんの子供たちを教えていた。...
由美子 深尾
2024年12月20日読了時間: 2分
セヴラックゆかりの地への旅(2023年編)
パリから南仏、セルダーニャ地方へフランス縦断の旅は片道1200キロ~ セヴラックがアルベニスの娘、ラウラに宛てた手紙を読むうちに、ピレネー山脈の麓に広がるセルダーニャ地方へ旅に出たくなった。なんでも避暑には最高の場所らしい。北のパリから南へ向かうと、空の色は、太陽の光は...
由美子 深尾
2024年11月19日読了時間: 5分
「良い香りのする音楽」良い香りはどこから来るの?
フランソワ・ルシュールによってまとめられた浩瀚な『ドビュッシー書簡集』(2005年)の中にはセヴラックについて触れられた手紙が3通あります。 そのうちの2通はドビュッシーから友人ルイ・ラロワLouis Laloy (1874-1944、音楽学者・中国研究家)に宛てた手紙。因...
由美子 深尾
2024年10月11日読了時間: 5分
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